鈴木進介『1日10分「じぶん会議」のすすめ』10分で自分の人生が変わる
あなたは1日を振り返る時間を取っていますか?
私は簡単な日記を書くことはしていますが、面倒くさくなって日記を書かない日も結構あります。
日記を書くことが手間に感じることはありますが、書いていて思うのが「なんだかスッキリする」です。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は定期的に1週間、考えるだけの時間を確保するそうです。また、京セラ創業者の稲盛和夫氏もひとりで考える時間の重要性を説いています。
このようなことから、自分と向き合う時間を定期的にもつことは必要なことだと感じます。
この記事では、鈴木進介さん『1日10分「じぶん時間」のすすめ』を読んだ感想をシェアします。
本書では、「やるべきこと」ではなく「やりたいこと」に向き合う方法や、自分の人生の「あり方」について考えるメソッド「じぶん会議」を紹介しています。
1日10分間自分自身と向き合う「じぶん時間」を習慣化することで、頭の中をすっきり整理することができる一冊です。
それでは紹介します。
じぶん会議の効能
日々、仕事などの「やるべきこと」に振りまわされていませんか?「あれもこれもしなきゃ…」と頭がゴチャゴチャしていませんか?
無意識に日々を過ごすのではなく、「そもそも自分は何をしたかったのか?」など自問自答して深く考える時間を作ることで、自分自身のブレを修正し原点に立ち戻ることができます。
瞑想が頭の中を空っぽにするアプローチなのに対して、じぶん会議は手を動かし、頭を働かす、アクティブな瞑想となっています。
- 原点に立ち戻ることができる
- 自分らしさを取り戻すことができる
- 新たな決断ができる
- 集中すべき項目が見える
- 夢の忘却の予防ができる
- モチベーションの向上ができる
じぶん会議の3つのルール
自分だけの聖地で行なう
じぶん会議をやるときは、自宅や会社ではない普段とは違う場所を設定するほうがいいです。そうすることで、いつもとは違う目線を持つことができて、新しい考えやアイデアが浮かびやすくなります。
私の場合、さすがに平日も含め毎日カフェに行くのは難しいので、週末の朝だけカフェに足を運んでいます。
自分にアポイントを入れる
じぶん会議はたった10分のことですが、「時間があるときにやろう」ではなく、しっかりとスケジュールに組み込んで時間をブロックすることが重要です。
予定に入れておかずに時間があるときにやろうと考えていると、他の予定を優先させてしまい、けっきょく取りかかれなくなってしまいます。
重要でやりたいことを考える
じぶん会議は、いまやるべきことを考えるのではなく、「緊急ではないけど重要なこと」自分がやりたいことを考えることが重要です。
いまやらないといけないことは、じっくり考えなくてもでてきます。時間がなくて考えることができなかった部分に焦点をあてて、じぶん会議を始めましょう。
じぶん会議のテーマ
本書では、「じぶん会議をやってみたいけど、どういうテーマでやったらいいんだろう?」という人のために、じぶん会議のメニューが豊富に用意されています。
すべては紹介できませんが、いくつか挙げて紹介します。
- 1年後はどんな仕事をしていたいですか?
- もっと時間があればやりたい仕事は何ですか?
- どんなライフスタイルが理想ですか?
- 5年後、10年後の年収、貯金はどれくらいほしいですか?
- あなたの生きる目的(ミッション)は何ですか?
- あなたが自信がある強みや持ち味は何ですか?
- あなたを奮い立たせる偉人の名言は何ですか?
「生きる目的(ミッション)」を明確にすることは、自分の人生を主体的に生きていくためにはとても重要だと感じます。
私が好きな岩田松雄さんの著書『MISSION』でも、ミッションを明確にすることの重要さについて紹介されていたので、このテーマについては早急に取りかかりたいと思います。
私が使っているツール
手で文字を書くことは脳を活性化させる効果があるので、パソコンでの文字入力ではなく、手で文字を書き出すことをオススメしています。
私はふだん仕事のメモなどは、iPadのGoodnotesアプリを使っていますが、じぶん会議のときは以下のアナログツールを使っています。
- コクヨの「ソフトリングノート ビジネス」(A5・方眼罫)
- パイロットの「ジュースアップ05」(0.5mm・ブルーブラック)
- プラチナ万年筆の「プレピー」(ブラック)
「ソフトリングノート ビジネス」は、リングがやわらかくて手に負担がないことと、黒表紙で落ち着いた雰囲気なので気に入って使っています。
筆記用具は、普段と気分を変える意味も込めて、ブルーブラックのインク色が好みです。「プレピー」はお手頃な価格で万年筆を楽しめる一品です。
おわりに
これまでライフログとして日記を書いていましたが、深く考えるというわけではありませんでした。
しかし、本書を読んだことで、あらためて自分と向き合う時間の重要性を感じさせられした。「忙しくて時間がないから」やらないのではなく、「忙しいからこそ」自分と向き合う時間が重要なんですね。
“1日10分”という少しの時間で自分に変化を起こせるなら、やってみる価値はありそうですよね。
本書には、じぶん会議を始めるためのステップや事例がいくつも紹介されているので、そちらを参考にして取り組みやすい内容になっています。興味のある方は、ぜひ本書を読んでじぶん会議をやってみてはいかがでしょうか?
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