世界的にも珍しいクジラの骨格標本!7000年前の縄文人の暮らしにふれる「北谷町立博物館」【入館無料】


北谷町初の博物館がオープン!
2024年11月、北谷町に初めての博物館「北谷町立博物館」がオープンしました。
博物館は、隣接する国指定史跡「伊礼原(いれいばる)遺跡」と一体となった施設です。博物館内の展示室では、遺跡から発掘された品々を見ることができます。
常設展示室では、「7000年の記憶」を展示テーマに、縄文時代の北谷町の自然環境やそこに住んでいた縄文人の暮らしの様子を知ることができます。
この博物館は、建設中から「どんな施設になるんだろう?」と気になっていた場所だったのですが、実際に行ってみると、想像以上に楽しめる施設でした。
開館から約半年経ちましたが、家族で行ってきたのでその様子を紹介します。

入ってすぐ驚く!クジラの骨格標本
館内に入ってすぐに目を引くのが、エントランスホール「北谷ウナー」にある巨大なクジラの骨格標本。
これは「タイヘイヨウアカボウモドキ」というクジラで、2021年8月に北谷町の宮城海岸に死んだ状態で打ち上げられていました。世界的に見てもとても珍しいものらしいです。

このエントランスホールには、歴史や文化に関する本のほか、小説や雑誌などもあるので、ここで読書をするだけでも楽しそう。北谷町に住んでいる方や、町内に在勤・在学している人なら本を借りることもできるようです。


北谷町立博物館の入館料は無料となっていますが、一人あたり100円程度の協力金を募っています。この協力金は、施設の維持保全に使われるようです。
私たちも気持ちよく協力してきました。これだけの展示と体験が無料で楽しめるのは、地元にとってもありがたいことですね。

縄文人の暮らしをジオラマで再現
常設展示室では、「縄文玉手箱」という展示では、7000年前の縄文人の生活や自然環境の様子をジオラマで再現。

海で漁をする人や狩りをする人などの様子をかわいらしい縄文人の人形で再現されていて、視覚的にとても分かりやすい展示です。360度全方位から見ることができるので、色々な角度から見て楽しむことができます。

子どもも大人も思わず見入ってしまう展示でした。

北谷の歴史や文化を知る「活動展示室」

館内には「活動展示室」という、北谷町の歴史を知ることができるエリアもあります。北谷町のハンビー地区や美浜地区の変遷なども知ることができます。アメリカンビレッジが今のような姿になるまでの写真も展示されていて、少し懐かしい気持ちになりました。
また、戦前・戦中や戦後の北谷の発展の様子を紹介した展示もあり、これまで知っているようで知らなかった北谷町の一面を知ることができました。

伊礼原遺跡の一般公開は2025年7月1日から
私たちが行った時点(2025年6月)ではまだ入れなかったのですが、隣接する「伊礼原遺跡」が2025年7月1日から一般公開されるとのこと。
また近いうちに、遺跡の方も見学しに行きたいと思います!

北谷町立博物館は、地元の歴史や文化を楽しく学べる場所でした。子どもも大人も楽しめて、雨の日のお出かけにもぴったり。そして何より、これだけ楽しめて無料というのがうれしいポイント。
北谷にお住まいの方はもちろん、近隣エリアの方にもぜひおすすめしたいスポットです!
「北谷町立博物館」基本情報
「北谷町立博物館」の場所や開館時間などの基本情報は以下のとおりです。
- 所在地:北谷町伊平一丁目11番地1(伊礼原遺跡隣)
- 開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
- 休館日:月曜、祝日、慰霊の日(6/23)、第4木曜、年末年始
※臨時休館日あり - TEL:098-923-0300
- 入館料:無料(協力金募金箱あり)
- ホームページ:https://museum.chatan.jp/
- インスタグラム:@chatan.museum