読書

樺沢紫苑『学び効率が最大化するインプット大全』質の高いインプットを目指す!

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精神科医・樺沢紫苑さんが2019年8月に出版した著書『学び効率が最大化する インプット大全』を読みました。

2018年に出版された『学びを結果に変える アウトプット大全』は、「樺沢紫苑『学びを結果に変える アウトプット大全』。アウトプット力をつける80のヒント」という記事にも書いていますが、アウトプットについて分かりやすくまとめられたおすすめの本です。

今回の『インプット大全』も同様に、分かりやすくまとめられています。前作『アウトプット大全』と今回の『インプット大全』をセットで読むのをおすすめしますが、もちろん『インプット大全』単体で読んでも問題ありません。

今回、インプット大全を読んで僕が得たことをシェアさせていただきたいと思います。

記憶として残らなければインプットの意味はない

著者の樺沢さんはインプットについてこう言っています。

インプットとは「情報の入力」。脳の中に情報が入って(INする)、情報が置かれる(PUTする)。情報がインして、プットして、初めて「インプット」といえます。

つまり、人の話を何時間聞いても、記憶にとどまっていなければなんの意味ものないのです。記憶として定着させてこそインプットができているということです。

記憶として定着させるインプット方法として樺沢さんが言っているのが、「アウトプット前提=AZでいこう」です。

何か映画を見たあと、友人に感想を聞かれたらなんと答えますか?「とてもよかったよ!」で終わっていませんか?「映画の感想を友人に話す」と事前にアウトプットすることを目標設定して映画を観ると、効果的にインプットをすることができます。これが「アウトプット前提でインプットを行う」、略して「AZ」です。

はじめのうちは入ってくる情報を整理することができないと思いますが、意識して何度もチャレンジすることで、情報の取捨選択ができてくるかもしれないですね。

インプット大全を読んでの気づき

本書ではインプットについてのノウハウがいくつも紹介されていますが、僕の気づきにつながったものを紹介します。

インプットは「量」より「質」

インプットのひとつにあげられるものとして「読書」があります。僕は本が好きなので図書館で本を大量に借りてきて「多読」をよくします。

しかし、冒頭にも紹介したインプットの定義「記憶にとどまっている」かというと全くダメで、本をただ読んで自己満足という状況でした。

内容が薄い本をたくさん読むよりも、自分の成長につながる本「ホームラン本」を一冊しっかり読むことが大事。しっかりと「質」を確保したうえで「量」を増やしていくことが重要ということです。

インプットするなら、質を確保してから、量を目指せ。

音楽を聴くなら「勉強中」より「勉強前」に

勉強をするときに音楽をかけながら勉強していませんか?僕は音楽をかけながら勉強する派でした。

人間の脳は、一度に2つのことをこなす「マルチタスク」ができないようで、「勉強をするときに音楽をかけると、著しく効率が下がる」という研究結果が多数出ているようです。

音楽を聴きながら勉強をすることは同時にやっているようでじつはそうではない。「音楽を聴く」と「勉強する」は脳が交互に処理をしているので、脳に負担がかかり勉強の効率は下がるようです。

しかし、勉強開始15分前にテンポの速い曲や自分の好きな曲を聴くことで、脳内でドーパミンが分泌され短期記憶向上に効果があることも分かっているようです。

プロレスラーの入場曲のように「勉強のテーマ」を決めておこう。

「見る」「読む」から脳を解放する

現代人は、起きて活動している間、必ず何かを見ています。

仕事でパソコンは必須なので常に目を酷使しています。目を使うと視覚情報が入ってくるので、脳が休むヒマがない。そのため、休憩時間ぐらいは「目をつぶる」時間をつくって、何も見ないことで脳を休ませるといいそうです。

脳を休ませることで集中力が回復し、その後の仕事や勉強が飛躍的にはかどるそうです。

「とりあえずスマホ」はやめて必要なときだけ取り出そう。

『インプット大全』まとめ

本を読む際には情報をすべてインプットしようとせずに「3つの気づきを得る」を意識することで、質の高いインプットができるようです。そのため、僕が本書から得た「3つの気づき」をあらためてまとめると以下のとおりです。

  1. インプットは「量」より「質」
  2. 音楽を聴くなら「勉強中」より「勉強前」に
  3. 「見る」「読む」から脳を解放する

本書は心理学の視点から書かれた話がいくつも紹介されていて、ひとつのテーマについて見開き2ページでまとめられているので、とても読みやすいです。はじめのページから順番に読んでいくのではなく、自分の好きなところから読み始めることができます。

インプットについて学んでみたい方はぜひ本書を手にとって、まずは「3つの気づき」を得てみてはどうでしょうか。

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