沖縄県・ポケモンマンホール『ポケふた』を巡ってみた!
詳しい内容は知らなくても、『ポケットモンスター』(略、「ポケモン」)という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
1996年にゲームボーイのソフトとして発売された「ポケットモンスター」は、その後ゲームだけでなく、アニメになったりキャラクターグッズが発売されるなど、発売から長年経った今でも根強い人気があります。
そんな、「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールが『ポケふた』です。
株式会社ポケモンが、キャラクターとそれぞれの地域とコラボすることで、その地域への来訪者を促進するために、自治体からの要請を受けて設置しています。
沖縄県の設置場所
2022年3月27日現在、沖縄県には12ヶ所(沖縄本島10・離島2)に「ポケふた」が設置されています。
- 那覇市(ウインディ)
- 宜野湾市(サニーゴ&ラブカス)
- 沖縄市(バチンキー&ラランテス)
- うるま市(ケンタロス)
- 浦添市(ポポッコ&ソルロック)
- 名護市(エモンガ&ツツケラ)
- 糸満市(カメーラ&スナバァ)
- 本部町(ホエルオー)
- 豊見城市(キバゴ&ジャラコ)
- 南城市(ザングース&ハブネーク)
- 石垣市(テッポウウオ&マンタイン)
- 宮古島市(カイオーガ)
12ヶ所に20種類のポケモンがデザインされたマンホールが設置されています。
沖縄県内のポケふたを巡ってみました
沖縄県に設置されているポケふたのうち、実際に6ヶ所に行ってみたので紹介します。
那覇市(ぶんかテンブス舘前)【ウインディ】
那覇市のポケふたは、沖縄の観光スポットでもある「国際通り」沿いにある、「那覇市ぶんかテンブス館」前の広場に設置されています。
「那覇市ぶんかテンブス館」は、国際通りの中間あたりにある、スターバックス那覇国際通り牧志店の近くにあります。
テンブス館まで到着すると、ポケふたはすぐ見つけられます。
那覇市のポケふたは、【ウインディ】です。
ウインディが二体描かれていますが、沖縄の守り神「シーサー」を模しているのかもしれませんね。周りにある赤い花は、沖縄の県花「デイゴ」ですね。
シーサーは、向かって右側の口を開いているのがオス、左側の口を閉じているのがメスと言われています。
宜野湾市(トロピカルビーチ)【サニーゴ&ラブカス】
宜野湾市のポケふたは、沖縄コンベンションセンターに隣接している「トロピカルビーチ」に設置されています。
トロピカルビーチは、地元民からは名称を略して「トロピー」とも呼ばれ、バーベキューなども楽しめるビーチです。
ポケふたがどこにあるのか分からなくて、結構探し回りました。
ポケふたは、「ぎのわんトロピカルビーチ」というアーチから海を望む位置にあります。
宜野湾市のポケふたは、【サニーゴ&ラブカス】です。
海の近くなので、さんごポケモンのサニーゴが選ばれたんでしょうね。
ポケモンGO(スマホ位置情報ゲームアプリ)では、サニーゴは日本国内だと沖縄でしか見られない貴重なポケモンのようです。
うるま市(石川運動広場)【ケンタロス】
うるま市のポケふたは、沖縄自動車道の石川インターチェンジ近くの「石川運動広場」に設置されています。
ポケふたは、駐車場から広場に向かうと入り口ですぐに確認できます。
石川運動広場は観光スポットというわけでもないので、沖縄県民でもなかなか立ち寄らないか、知らない人も多いと思います。
しかし、隣接している「うるま市石川多目的ドーム」は、ドーム型の闘牛場になっているので、闘牛好きな県民には馴染みの場所かもしれません。
うるま市のポケふたは、【ケンタロス】です。
うるま市は「闘牛の里」としても有名なため、ケンタロスが闘牛をしているデザインになっています。背景に描かれている石垣は、世界遺産の「勝連城跡」です。
うるま市・石川運動広場は水辺の生き物観察もできる休憩スポット。『ポケふた』もあるよ!
本部町(海洋博公園)【ホエルオー】
本部町のポケふたは、美ら海水族館がある「海洋博公園」内に設置されています。
海洋博公園の敷地に入ること関しては料金はかからないので、気軽に訪れてほしいです。
ポケふたは、海洋博公園メインゲートから少し下ったところにある「ハイサイプラザ」近くに設置されています。
本部町のポケふたは、【ホエルオー】です。
本部町の水納島や瀬底島近海では、ホエールウォッチングができることから、ホエルオーのデザインになってるのかと思います。
浦添市(組踊公園[国立劇場おきなわ隣])【ソルロック&ポポッコ】
浦添市のポケふたは、国立劇場おきなわの隣にある「組踊公園」に設置されています。
少し場所が分かりにくかったですが、国立劇場おきなわ近くのファミリーマートの道向かいの場所にあります。
この石壁の向こう側にポケふたがあります。
浦添市のポケふたは、【ソルロック&ポポッコ】です。
浦添市は「てだこの都市(まち)」とも言われいて、「てだこ」は沖縄の方言で「てぃーだ(太陽)の子」という意味があります。
そういうこともあって、太陽つながりでソルロックが選ばれたんでしょう。ポポッコは、浦添市花「オオバナアリアケカズラ」と同じ花の色らしいです。
豊見城市(道の駅 豊崎[てぃぐま館前])【キバゴ&ジャラコ】
豊見城市のポケふたは、道の駅豊崎の敷地内にある「てぃぐま館」前に設置されています。
てぃぐま館は、沖縄のやちむん(焼き物・陶器)、琉球ガラスや工芸品などを展示販売している施設です。
豊見城市のポケふたは、【キバゴ&ジャラコ】です。
豊見城市は沖縄の伝統行事「ハーリー」の発祥地と言われていて、爬龍船のような船にドラゴンタイプのポケモンのキバゴとジャラコが乗っているデザインになっています。
そらとぶピカチュウプロジェクト
新型コロナの影響でダメージを受けた航空業界や観光業界の力になりたい、という想いではじまった「そらとぶピカチュウプロジェクト」というものがあります。
沖縄発着便の航空機にポケモンが描かれた「ピカチュウジェットBC」や、沖縄のホテルでもらえるオリジナルグッズ、ポケモンと一緒に写真を取れる「ポケジェニック」など、沖縄県内でさまざまな取り組みが実施されています。
公式サイトやHISの特設ページで、プロジェクトの詳細について知ることができるので、沖縄旅行を考えている方はぜひチェックしてみてください。
そらとぶピカチュウプロジェクト 沖縄であそぼ【HIS 国内旅行】ポケモン好きな人、お子さんがいるファミリーにはオススメです!
おわりに
実際に6ヶ所に足を運んで「ポケふた」を見てきましたが、私はポケットモンスターのゲームをプレイしたことも、アニメも見たことがありませんでした。
しかし、今回ポケふた巡りをしたことで、さまざまな魅力のあるキャラクターがいることを知って楽しくなりましたし、ふだんなら行かないところまで行くきっかけにもなりました。まさに、この「ポケふた」プロジェクトの狙いどおりですね。
私のようにポケモンに詳しくなくても楽しめる「ポケふた」巡り、沖縄県民はもちろんのことですが、県外から沖縄に訪れる人にも、ぜひその土地に足を運んでみてもらいです。