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【社会福祉士会】基礎研修Ⅰの集合研修の内容と感想

ヒージャ
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社会福祉士国家試験に合格し社会福祉士となった同年に、社会福祉士会が生涯研修制度としておこなう基礎研修を受講しました。

基礎研修は、「基礎研修Ⅰ」・「基礎研修Ⅱ」・「基礎研修Ⅲ」の3段階で構成され、社会福祉士会に入会して初めに受ける研修として位置付けられています。

それぞれの研修をⅠ年がかりで受講し、合計3年かけて全ての研修を修了します。

今回、スタートとなる基礎研修Ⅰを受講したので、その内容や感想などを書いてみようと思います。

結論から言うと、同じ社会福祉士の方々とつながることができたので受講してよかったです。

受講を検討している方の参考になればと思います。

▼基礎研修Ⅰの後期課題についての記事も書いています。

【社会福祉士会】基礎研修1後期課題・先輩社会福祉士から話を聞く

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基礎研修Ⅰの受講料

基礎研修は、各都道府県の社会福祉士会の主催によっておこなわれ、受講料は各都道府県によって多少の差があります。

また、社会福祉士会に入会していない(非会員)でも受講できますが、その場合はすこし割高になっています。

受講料について調べてみたところ、会員は10,000円前後、非会員は20,000円前後というのが多い気がしました。

テキスト代は受講料と別途になっていることもあるので、詳細についてはお住まいの社会福祉士会にホームページをチェックしてください。

私は10,000円で受講し、テキスト代は約5,000円かかりました

基礎研修Ⅰは大きく2つに分けられる

基礎研修Ⅰの内容は、大きく2つに分けられます。

  • 課題レポートの提出(事前課題・中間課題)
  • 集合研修(前期・後期)

「課題レポートの提出」は自宅で取り組み、「集合研修」は研修受講生が一堂に集まっておこなうものになっています。

今回の記事では【集合研修(前期)】について書いていきます
本記事は2018年度受講の内容となっています。今は集合研修ではなく、Zoomを使って研修を実施している都道府県もあるようです。

基礎研修Ⅰの集合研修は1日がかりのスケジュール

研修時間は、9時30分から16時30分(1時間昼休憩あり)となっていて、ほぼ1日がかりの研修になっています。研修の内容は下記のとおりです。

基礎研修Ⅰ集合研修スケジュール

  • 講義:社会福祉士会のあゆみ(60分)
  • 講義:日本社会福祉士会・都道府県社会福祉士会の組織(60分)
  • 講義:生涯研修制度(90分)
  • グループワーク:社会福祉士としての専門性について考える(150分)

社会福祉士としての自覚を促すとともに実践に必要な知識を理解する内容になっています

社会福祉士会に入会して初めての研修となっているため、まずは社会福祉士会について学ぶことから始まります。

講義「生涯研修制度」で自己研鑽の必要性を学ぶ

講義の中でも話に出ましたが、「社会福祉士及び介護福祉士法」第47条の2に下記のように明記されています。

社会福祉士は、社会福祉を取り巻く環境の変化による業務内容の変化に適応するため、相談援助に関する知識及び技術の向上に努めなければならない。

出典:「社会福祉士及び介護福祉法」第47条の2

本当にこの一文に尽きると思います。

社会福祉士国家試験の合格がゴールではなく、社会福祉士になってからがスタートだと思っています。

私たちの周りの環境は常に変わり続けます。そのために私たちも自己研鑽を続け、自分自身をアップデートしていく必要があるのではないでしょうか。

社会福祉士会へ入会するメリットがなく、入会金がもったいないという話はよく聞きます。この基礎研修Ⅰも結構受講料がかかりました。

自己研鑽の方法は人それぞれなので、社会福祉士会に入会しなかったり、生涯研修制度で研修を受けない人を批判するつもりはありません。僕自身にとってはとてもありがたい仕組みだと感じたので、受講を決めました。

しかし、この生涯研修制度、基礎課程(基礎研修Ⅰ〜Ⅲ)を修了するのに最低3年かかります。しかも基礎研修Ⅱからはかなりハードルが高くなるみたいです。

その後は専門課程(共通研修・分野研修)としての研修を文字通り「一生涯」続けていくようです。気の遠くなるような話ですが、自己研鑽を積み続けるってことなんでしょうね。

今後の自分自身のビジョンについて色々と考えさせられました。

グループワークで様々な職種とつながる

グループワークは4〜5名で行われ、ワークに入る前に簡単な自己紹介を各自行いました。自分が思っていた以上に所属先や分野もバラバラのメンバーでした。

今回の研修で出会った方々は、勤務地も所属先分野も全然違うので、普段の業務で関わりを持つことはほとんどないとは思います。

しかし、今回このような場でそれぞれの所属先の話を聞けたのは貴重な体験となりました。

このグループワークが、基礎研修Ⅰの一番の収穫でした

事前課題のレポートは研修内で使わない

今回の集合研修にあたって、事前課題でレポートを2つ提出していました。そのレポートは研修の中で使われるものだと思っていましたが、全く使いませんでした。

日本福祉大学では事前課題レポートを活用してスクーリングをおこなっていたので、てっきりそういうものだと思っていました。

まとめ

基礎研修Ⅰは社会福祉士として、さわりの部分を学ぶだけでそこまで負担はなく、基礎研修Ⅱからが本番だというようなことを講師の方が言っていました。

集合研修の数も基礎研修Ⅰでは年2回なのに対して、基礎研修Ⅱではほぼ毎月の年10回あるそうです。

僕自身も基礎研修Ⅰは問題なく修了できると思いますが、それ以降に関しては今回の話を聞いてかなりプレッシャーに感じました。でも、やるだけ頑張ろうと思います。

今回の記事が少しでも参考になればと思います。

【社会福祉士会】基礎研修1後期課題・先輩社会福祉士から話を聞く

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沖縄在住サラリーマンブロガー。
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