航続可能距離0kmでも止まらない?ヴェゼルe:HEVで試した実体験レポート

車を運転していて「ガソリンがなくなりそう!」と焦ったことはありませんか?
私自身、免許を取ったばかりの頃に一度だけガス欠を経験し、それ以降も「危なかった…」という状況に何度か遭遇しました。
ギリギリまで乗らずにさっさと給油すればいいのですが、給油警告ランプが点灯するまではなかなかガソリンスタンドに行く気にならないんですよね。最近の車両はデジタル表示の給油目盛りが0(ゼロ)でも多少走りますし、針表示のアナログなタイプでもEラインを超えても結構走れるという考えがあるから、こんな無茶な給油の仕方をしてしまいます。
今回は、新型ヴェゼル(e:HEV)の航続可能距離が「0km」になったとき、実際にどれくらい走れるのかについて書いてみます。
航続可能距離が0kmになってしまった!
残り5kmから一気に0km表示に
ある日、給油タイミングを逃してしまい、航続可能距離の表示が残り5kmに。最寄りのガソリンスタンドを調べてみると約3kmの距離だったので安心して走っていたところ、途中で「0km」表示になってしまいました。

ドキドキしながらガソリンスタンドへ
これまでの経験から、0kmになってもすぐに止まることはないだろうという思いはあるものの、「最新車だから誤差が少なく、止まったらどうしよう…」という不安もありました。
ガソリンスタンドまでまだ約1kmもある距離だったので、かなりドキドキしたのですがとりあえず問題なくスタンドに到着することができました。
つまり、0km表示になってから少なくとも1kmは走れたということになります。
航続可能距離0kmで給油した結果

「航続可能距離0km」表示で、ドキドキしながらスタンドへ駆け込んで満タン給油した結果、36.05Lを給油することができました。ヴェゼルの燃料タンクは40Lなので、給油量を差し引いて考えると、約4Lほどはガソリンが残っていたということになります。
このときにメーターに表示されていた平均燃費は24.5km/L。計算すると、『4L × 24.5km = 約98km』。まだ90kmぐらいは走行可能だったと考えられます。
しかし、わざわざタンク残量ギリギリまで走る必要はないので、こうなる前にきちんと給油するのがいいですね。
ヴェゼルのマニュアルに書かれた「残量警告灯」の仕組み
残量5.3Lで点灯 → 約100km走れる
万が一、ガス欠してしまったことを考えると怖いので、実際に自分でギリギリまで運転して検証することはできないのですが、なにか目安になるものがないかなと調べてみました。
すると、ヴェゼルのオンラインマニュアルに、燃料残量警告灯はタンク残量が約5.3Lになると点灯すると記載がありました。
点灯するのは、タンクに残っている残量がおよそ5.3リットルになったときです。
燃費を20km/Lと低く見積もったとしても、『5.3L × 20km = 約106km』。燃料残量警告灯が点灯してから約100kmは走れることになります。
実際の警告灯点灯と航続可能距離のズレ
私の場合は、航続可能距離が残り40km台で警告灯が点灯していました。つまり、表示上の数値と実際に走ることができる距離には差があることが分かりました。
警告灯点灯から走れる距離100km – 表示上の航続可能距離40km = 60km
上記の計算でいくと、0km表示からさらに60kmも走れることになりますが、ガス欠で車が止まってしまうことを考えると過信するのは危険ですね。航続可能距離の表示が0kmになっても、とりあえず10kmぐらいなら走ってくれるんでしょうか。
おわりに
今回の経験から「0kmでもすぐには止まらない」ことは分かりましたが、だからといって安心して走るのは危険です。ガス欠はエンジンへの負担にもつながるため、警告灯が点灯する前に余裕を持って給油するのがベストです。
ちなみに、今回満タン給油したところ、航続可能距離は891kmと表示されました。改めて、ハイブリッド車の燃費性能には驚かされますね。


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