加藤俊徳『すごい左利き』左利きのモチベーションを上げてくれる一冊
「左利きの人みんなに読んでほしい!」
そんなことを声を大にして言いたい本に出会いました。
ご自身も左利きという脳内科医の加藤俊徳さんが書いた『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』です。
私も左利きなので「すごい左利き」と、紹介されていると気になって手に取りました。
本書は次のような人にオススメできます。
- 左利きの人
- 左利きの子どもを持つ親
- 周りに左利きがいる人
共感ポイントがたくさんあったので、読んだ感想をお伝えします。
話すことが得意な左利きは少ない?
私は人と話をするのが苦手です。
話をするのが嫌いというわけではないのですが、ペラペラと話をすることができないので、聞き役にまわることが多いです。
話すのが苦手なのは、利き手と脳の仕組みが関係しているようです。
右利きの人は、言語をあつかう左脳まで最短ルートでいくことができるのですが、左利きだと主に右脳を働かせているため左脳まで少し遠回りのルートになるとのこと。
私は何か質問されたとき、すぐに回答ができず落ち込むことがあります。でも少し時間が経つと「こう言えばよかった」と、思うことがよくあるんですよね。
私は左利きに生まれて得したと思う
私は左利きではありますが、字を書くことだけは右手です。
現在では無理に矯正をさせないと聞きますが、私は小学校に入った段階で右手で字を書くようになりました。
そういったことで日常的に右手も使うようになったおかげか、左利きでありつつ両利きのような感じになっています。
お箸もふだんは左手で使いますが、右手である程度使うこともできるので、利き手を怪我してもあまり支障なく生活できそうです。
本書では左利きであることをコンプレックスと感じる人がいるように書かれていますが、私はまったくそのように感じたことはありません。話のネタになるので逆にありがたいと思うぐらいです(笑)
左利きは工夫しながら生きている
右利きが大多数のため、社会のあらゆるものは右利き優先になっています。
- 左利きの人
- 左利きの子どもを持つ親
- 周りに左利きがいる人
そういった社会に対応するため、左利きの人は自然と右手も使っています。(両方の脳を刺激している)
本書でも取り上げられていたエピソードですが、小学校の体育の授業で野球がありました。学校の備品でもちろんグローブは用意されているのですが、あるのはすべて右利き用のみ。
右利き用のグローブを無理やり逆手の右手にはめて使ったり、左手にはめてボールをキャッチ後にグローブを外して左手で投げるなど、型にはまらないやり方で楽しんでいました。
余談ですが、バイキングのときにスープなどをすくう器具を「レードル」というらしいですが、左利きの人なら一度はイライラしたことあるのでは(笑)
左利きにはブログが最適だった
自分のアウトプット力を高めることも理由のひとつとしてはじめたこのブログですが、本書を読んでその選択は間違いではなかったことを知りました。
アウトプットが苦手だったのは左利きの特性でもあったことに気づかされました。
ブログを使って自分の言いたいことを不特定多数の人に伝えようとすることで、左脳の機能が鍛えられるというものです。
無意識にできていた私の特技
本書の内容とは関係ないですが、プチネタ情報として。
左利きの私ですが、自分でも「意外とすごいかも?」という特技があります。
それは鏡文字。文字を左右反転で書くことができます。
今回のために何年ぶりかにチャレンジしてみました。本のタイトル「すごい左利き」と著者名を書きました。
上記の画像を左右反転してみたのが下の画像です。
字の汚さは別として、ちゃんと読めますよね?(笑)この鏡文字、練習したわけではなく初見で書けてしまうんです。
なにかのきっかけでチャレンジしたら意外と簡単にできてしまい、左利きの特技なのかも思っています。
おわりに
左利きは人類の約10%のマイノリティでありますが、著者の加藤先生は「左利きは10人に1人のすごい存在」と言います。
私は「左利き」ということで劣等感を感じたことはありませんが、マイノリティという点から左利きをネガティブにとらえる人もいるかと思います。
そういった人にはぜひ読んでもらって、自身のあらたな魅力を発見するきっかけとしていただけたらと思います。
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