2020年より小学校でのプログラミング教育が必修化されたことで、子ども用にパソコンを買ってあげたいなと考えている親もいるでしょう。僕もそのうちの1人です。
最初は、自分が使っているMacBookをとりあえず使ってもらおうと考えていました。でも、「専用パソコンのほうがやっぱり喜ぶだろう」と別でパソコンを探すことにしました。
結果的に子どもにはChromebookを購入しました。購入した感想としてはとてもおすすめできるパソコンだったので、この記事ではなぜChromebookをオススメするのかを紹介します。
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Chromebookとは?
Chromebook(クロームブック)とは、Google社の開発した「Chrome OS」を搭載したコンピュータのことです。代表的なものを挙げて言うと、Microsoft社の「Windows」、Apple社の「macOS」にあたります。
余計なソフトは入っておらず、入っているのはChromeブラウザのみでシンプルです。必要に応じて、Google Playストアからインストール可能です。電源を入れてからのパソコンの立ち上がりも早いうえに、ウイルス対策も不要です。
Chromebookは海外の教育現場では多く使われています。GIGAスクール構想によりこれから教育現場では、子どもたち1人1台のPC端末が与えられます。与えられるPC端末は自治体によって違ってくるとは思いますが、コスト面も考えるとChromebookになるだろうと思っています。
参考:マイナビニュース
現実となるChromebookの爆発的普及、国内パソコン勢力図を塗り替える可能性参考:PC Watch
Chromebookのシェアが1%から13%に急増。2021年には24%へ
子ども用パソコンとしてChromebookを選んだ理由
Windowsやmacではなく、なぜChromebookを選んだのかを説明します。
・値段が安いので導入しやすい
・落としても簡単には壊れない
・フィルタリングをかけることができる
・プログラミングもできる
値段が安いので導入しやすい
Chromebookのすべてが安いというわけではなく値段はピンキリですが、3万円ほどの値段で購入できる製品もあります。
子どもにパソコンを買ってあげて万が一壊してしまった場合、10万円以上もするパソコンならショックがかなり大きいですよね。はじめは安いものを買って様子を見て、性能に物足りなくなったりしたら上のグレードを買ったらいいのではないでしょうか。
落としても簡単には壊れない
パソコンを子どもに買ってあげたあと、子どもがどのように使うか分からないですよね。基本的にはデスクの上で使うとは思いますが、持ち歩いて落としてしまう可能性もゼロではありません。
高さ1.22mの高さからの落下衝撃などに耐えることができるという、米国軍基準「MIL規格」に準拠した製品がChromebookにあったため購入しました。また、キーボードに水をこぼしてしまっても内部の部品を保護する「排水機構」があるものを選びました。
※「MIL規格」に準拠したパソコンはChromebook以外にもあります。
フィルタリングをかけることができる
子どもへパソコンを使わせるにあたって、「パソコンをやり過ぎてしまわないか」や「有害なサイトを見てしまわないか」など不安はありませんか。Googleの「ファミリーリンク」アプリを保護者のスマホにインストールしておくと、スマホからいつでもChromebookの設定を変更することができます。
プログラミングもできる
2020年より小学校でプログラミング教育が必修化されました。「プログラミング教育って何するの?」と不安になる親もいると思いますが、小学校の段階でパソコンを使ってプログラムをすることはないようです。
小学校段階におけるプログラミング教育は、児童がプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりすることをねらいとするものではありません。(P.63)
とはいえ、どうせパソコンを買うならプログラムを体験させてみたいですよね。プログラミングツールに「Scratch(スクラッチ)」というソフトがあります。
ScratchはChromebookでも使うことができますので、遊びながらプログラミングについてふれるきっかけにしてはどうでしょうか。
Chromebookの弱点
子どもへのパソコンとしてオススメできるChromebookですが、少し気になる部分もあります。
Chromebookを購入する際に僕が困ったことに、「家電量販店に現物が無い」ということでした。家電量販店をいくつかチェックしましたがどこも取り扱っていませんでした。そのため現物を確認することなくオンラインで購入しました。
実機を触って確認することができないので、パソコンに詳しくない人は購入するのに躊躇するかもしれません。パソコンの知識はそれなりに持っていると思っている僕でも、Chromebookを扱うのが初めてだったため、実機を確認できずにスペックのみで購入を決断するのは少し不安はありました。
購入したChromebook
どの機種を買うか悩んだ結果、僕が購入したのはAcer製の「Acer Chromebook C851-A14N」です。
全くはじめてのChromebook購入で他と比較のしようがないので、購入した製品の感想だけ述べたいと思います。スペック値を挙げるなどの細かい説明は省きますが、子どもへの初めてのパソコンには問題ないです。
本製品の重量は1.28kgです。基本的に子どもは机の上でパソコンを使用していますが、「これ教えてー」と別部屋にいる僕のところにパソコンを持ってくることがたまにあります。そういうときに子どもでも持ち運びしやすい重量ではないでしょうか。
画面サイズは、12インチでアスペクト比が3:2となっています。一般的な16:9のディスプレイに比べると画面が縦に大きくなるので、このほうが子どもには使いやすいのかなと思い選ぶポイントになりました。
Chromebookの中にはタッチスクリーン機能があるものもあるようですが、本製品にはその機能はありません。この機能をオススメする方もいますが、うちの子はそもそもパソコンの画面をタッチ操作する概念がないので何の問題もありませんでした。
Chromebook Acer ノートパソコン 12.0型 C851-A14N
おわりに
ここまでChromebookをオススメする理由を書いてきましたが、子どもへのパソコン購入を迷っている人は、早い段階で購入したほうが良いです。子どもの「新しいことを吸収していく力」は、大人が思っている以上に早いです。パソコンにふれる機会が早ければ早いほど、子どもの力を伸ばしてくれると思います。
僕は「Acer Chromebook C851-A14N」を購入しましたが、子どもが使う分にはChromebookのどの製品を買っても大きなハズレというのは無いと思っています。この記事の内容が皆さんの選択肢のひとつになればと思います。