子育て

発達障害児の小学校の進学先は決断が難しい 〜支援学級or普通学級〜

ヒージャ
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発達障害のお子さんがいると、小学校へ就学する際に「支援学級」と「普通学級」のどちらにするかで悩まれると思います。

現状、私の息子は小学校入学時の1年生から情緒の支援学級に通っていますが、私も妻もはっきりとした決断をすぐに出せずに2人で散々悩みました。

ゆっくり考えたいと思っていましたが、幼稚園の年長の年度すぐに就学相談があって、大まかな意向を決める必要がありました。実際には、小学校入学の2年前から選択を求められる機会は何度かありました。

どちらがいいかは、住んでいる環境によって変わってくるので、私が「こっちのほうがいいよ!」とは言い切れませんが、私たちが支援学級を選んだ理由を書いていきます。

少しでも参考になればと思います。

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他者と打ちとけるのに時間がかかる子

うちの子は大人数の場が苦手なことに加え、他者と打ちとけるのにすごく時間がかかります。ようやく慣れてきたかと思っても、数日空けばまたゼロからのスタート。関係性を構築するのが難しいのです。

一緒に住む家族以外とは会話もできない不思議な子。私の親(息子からすると祖父母)でも、私の息子がしゃべる場面をほとんど見たことありませんでした。

年齢が上がり、会うことを重ねてくると少しずつ祖父母の前でも言葉を出すようになってきました。

うちの子はSOSの声を出せない

うちの子は発達障害はありますがグレーゾーンかなと思います。

グレーゾーンの悩みどころは、問題なくできるようなことでも、その場面や本人の気持ちによって、できない状況もあるということだと思っています。そのため、丁寧に見てもらっての声かけが必要です。

和を乱すような行動はせずにじっと大人しくしているタイプなので、困ったときにSOSの声をあげられないんですよね。

普通学級という大集団だと困り感に気づかれないまま、放置されるのではと思いました。普通学級が悪いというわけではなく、うちの子には小集団が合っているという思いです。

個別の対応に助けられている

実際に小学校に入学したら、学級面の問題よりも登校時の問題があることが発覚しました。一人で登校できず校舎内にも入ることができません。

支援学級の担任の先生が、玄関前でお出迎えしてくれないと校舎に入れません。出迎えがあってもスムーズには入れずに、先生に引き継ぐまで10分近くかかります。

そのような個別の対応をしてもらっていて、ようやく学校に通えているので、支援学級でなければうちの子は不登校になっていたのではと思っています。

迷ったときは「支援学級」という選択

普通学級から支援学級に転籍するのは難しいこともあります。

私が周囲から聞く感じでは、最近は支援学級に在籍する児童が増えてきていて、希望しても支援学級に入りづらいこともあるようです。在籍数が増えるということは、クラス数の増や担任の配置の関係もあり、支援学級の在籍児童数を制限することもある印象です。

私たちの場合は、そういう話を聞いたことが、小学校入学時からの支援学級を希望した理由のひとつでもあります。

その逆で、支援学級から普通学級には転籍はしやすいようなので、とりあえず支援学級から始めるというのもいいかなと思いました。しかし、「支援学級」というものにネガティブなイメージを持っていて、普通学級を希望する保護者も多いと思います。

実際私の妻も、はじめは「支援学級」というワードに抵抗があるようでした。

最終的な決断は「子どもがどうしたいか」

私は「普通学級に行ってもらいたい」という気持ちではなく、「どちらを選択するほうがこの子にとっていいのだろう」と考えていました。

幼稚園の加配の先生のサポートもあって、小学校就学前に支援学級の様子を見せてもらったり、少しだけ授業も体験させてもらいました。支援学級の少人数でアットホームな雰囲気が良かったのか息子は支援学級を希望したので、私たち親もそれを後押ししようと思いました。

支援学級と普通学級のどちらがいいかというのは、住んでいる自治体、学校または先生によっても変わってくると思います。どちらかを選択するのはとてもむずかしい問題です。親の想いだけで決めるのではなく、最終的には子どもの気持ちに寄り添った選択をしてもらえたらと思います。

  • 支援学級を希望するかどうかは、1年以上前から考えておくと良い
  • 住んでいる自治体や学校などによって差がある
  • 子どもの意見を大切にする
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ブロガー・Yahoo!ニュースライター
沖縄在住サラリーマンブロガー。
沖縄のお店やお出かけスポットなどの情報、趣味の読書に関することなどを雑記的に書いています。
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