読書

原田マハ『翼をください』世界一周飛行を追体験!

原田マハさんの『翼をください』を読みました。

「原田マハさんの作品が好き!」とまわりに言いまくっていたら、知人から「『翼をください』は読んだ?」とご紹介いただいた作品です。

私がこれまで出会ってきた原田マハさんの作品は、旅関係や美術館系が中心でしたが、こういった作品があったのは知りませんでした。

『翼をください』は史実をもとにしたフィクションとなっていて、歴史ものが好きな人や飛行機に興味がある人はぜひ読んでほしい作品となっています。

それでは、原田マハさん『翼をください』を紹介します。

『翼をください』はこんな作品

『翼をください』は史実をもとにしたフィクション作品となっています。

1932年に女性として初めて大西洋単独横断に成功した、アメリア・イアハートというアメリカ人女性がいました。

しかし、イアハートは、1937年(昭和12年)7月に赤道一周飛行に挑戦している中、太平洋上にて行方不明となりました。現在も飛行機の機体や彼女の遺体などは発見されていません。

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イアハートの失踪は、20世紀のミステリーのひとつにもなっています。

その、イアハートをモデルにしたのが、本作に登場する、エイミー・イーグルウイングです。

また、1939(昭和14)年、大阪毎日新聞・東京日日新聞(現・毎日新聞)が世界一周大飛行を企画し、海軍機を改造した「ニッポン号」が、国産機による日本人初の世界一周を成し遂げています。

第二次世界大戦の真珠湾攻撃が1941年(昭和12年)。世界大戦前にこのような歴史があったことを本作を読むまで知りませんでした。

本作『翼をください』は、イアハートの失踪とニッポン号の世界一周という、2つの史実をうまく組み合わせた内容になっています。

ニッポン号の乗員

海軍所有の機体を改造したニッポン号は7人乗りとなっており、乗員の7人は作中の登場人物と史実では微妙に名前が変わっています。

キーマンであるカメラマンの山田順平のポジションが、史実では親善使節の大原武夫さんという部分が大きな違いになっています。

作中名史実
機長中尾純正中尾純利
副操縦士吉田重吉吉田重雄
機関士・通信士八百川玄作八百川長作
通信士下川一二三下川一
技術員佐伯弘和佐伯弘
通信士佐藤信定佐藤信貞
相違点山田順平(カメラマン)大原武夫(親善使節)

パワーをもらえる作品

原田マハさんは、Rakutenブックスのインタビュー記事で、このように言っています。

小説を書いていく上で、女性を元気づけるというのが、私自身のテーマなんです。小説を書き続けていく限り生涯を通して、女性を応援するというのが自分の使命だと思っています。

この言葉から分かるように、エイミー・イーグルウイングのパワフルさがとにかくかっこよく、元気をもらえる作品だと感じました。

おわりに

作中でエイミーは、あのアインシュタインと交流を深めます。

エイミーが言った言葉「One World」(世界はひとつ)。空には国境もなくすべてひとつに繋がっているという考えに対し、アインシュタインは「世界はひとつではない、だから共存が必要だ」と返します。

結果的に第二次世界大戦は起こってしまったけれど、エイミーとニッポン号の乗員の友情のストーリーには心を動かされました。

原田マハさんを知らない人でも楽しめる作品でオススメです!ぜひ、あなたもニッポン号の乗員になったつもりで世界一周飛行を追体験してみませんか?

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